初めての勘定科目一覧表 - 経費の仕分

勘定科目とは

 

勘定科目という言葉、その多くは普段の生活の中ではほとんど聞き慣れない用語ばかりです。経理の初心者にとってはここが大変で、毎回苦労しながらどの勘定科目に入れるのかを分類しなければなりません。特に、借方と貸方の仕訳に苦労している人も多いかと思います。

 

 

勘定科目と仕訳を別々に考えると、やたら覚えることばかり増えてしまい、暗記効率も悪くて非現実的でもあります。従って、主要取引ごとの勘定科目をまずは理解することが、スムーズな仕訳への近道になると思います。

 

 

そもそも勘定科目とは、「取引の内容を端的に表した名前」のことです。各取引によって生じた資産、負債、資本の増減、そして収益や費用の発生を記録する科目のことです。つまり、勘定科目というのは、出入りするお金に「見出し」をつけたような格好です。

 

 

なぜ、見出しを付ける必要があるのかと言えば、「それが何に使ったお金なのか」、「どこから入金されたお金なのか」ということを、誰がいつ見ても分かるようにしなければならないからです。勘定科目があるから、誰でも取引内容を理解できるわけです。

 

 

会社や個人事業主には、いろいろな利害関係者(株主、債権者、取引先など)がいます。そうした利害関係者から見ても、すぐに取引内容が分かるようにするのが、勘定科目の役割なのです。